近年、世界中の中央銀行が積極的に金を購入しています。特に中国、ロシア、インド、トルコなどの新興国が、外貨準備としての金保有量を大幅に増やしています。
これにはいくつかの背景があります。まず、ドル一極依存からの脱却です。米国が経済制裁を外交カードとして使う中で、各国はドルだけに頼るリスクを痛感しています。金はどの国の管理下にもない中立的な資産であり、外貨準備の多樣化に最適なのです。
また、国家レベルでの大量購入は、市場における重要な需要要因となり、金価格を大きく押し上げる力となっています。個人投資家の需要とはケタ違いの買いが入るため、その影響は非常に大きいのです。