金価格が史上最高値圈を更新し続けている背景には、いくつかの重要な要因が絡み合っています。その中でも最も基本的な要因が、供給と需要のバランスです。
金の採掘量は年々3,000トン前後で推移しており、この数十年間、大きな増加が見られていません。地球上に存在する金の総量は有限であり、採掘しやすい鉱山はすでに採掘され尽くしつつあります。新しい鉱山の発見は希で、今後大幅な供給増加が見込めない状況です。
一方で需要は着実に増加しています。特に中国やインドなどの新興国では、経済成長に伴って個人の金購入が増えています。また、世界各国の中央銀行が外貨準備として金を積み増していることも、大きな需要要因となっています。
この「供給限定×需要増加」という構造が、金価格上昇の最も基本的なメカニズムとなっているのです。