2000年以降、金価格は驚くべき上昇を見せてきました。この期間を振り返ることで、金投資の本質的な価値が見えてきます。
2000年代初頭、金価格は1オンスあたり300ドル前後で推移していました。当時、金は「時代遅れの資産」とさえ言われ、多くの投資家から見向きもされていませんでした。しかし、2001年の9.11同時多発テロを契機に、金は徐々に注目を集め始めます。
大きな転換点となったのは2008年のリーマンショックです。世界的な金融危機の中で、金価格は急騰し、2011年には1900ドルの高値をつけました。わずか10年余りで、金価格は6倍以上に上昇したのです。この時期、金は「有事の金」としての真価を発揮しました。
その後、2013年から2015年にかけて一時的な調整局面を迎えますが、2019年以降、再び上昇トレンドに転じます。そして2020年、新型コロナウイルスのパンデミックにより、金価格は史上最高値を更新。さらに2024年には、地政学リスクの高まりとインフレ懸念から、新たな最高値を次々と更新し続けています。
この20年以上の歴史が示すのは、金が経済危機や不確実性の高い時期に真価を発揮する資産であるという事実です。長期的な視点で見れば、金は着実に価値を高めてきた資産と言えるでしょう。