【知識ゼロ2】金地金の刻印の見方

2024-01-02
#金投資 #基礎知識 #刻印
【知識ゼロ2】金地金の刻印の見方

金地金を初めて手にしたとき、その表面に刻まれた文字や数字に目がいくはずです。これらの刻印は、単なる装飾ではありません。金地金の「戸籍」とも言える重要な情報が、そこには詰まっています。

まず最も重要なのが純度の表示です。「999.9」や「FINE GOLD 999.9」という刻印を見かけることが多いでしょう。これは金の純度が99.99%であることを示しています。世界的には「four nine」(フォーナイン)と呼ばれ、投資用金地金の標準的な純度です。ごくわずかな不純物は含まれていますが、実質的には純金と考えて問題ありません。

製造業者の名前も必ず刻まれています。日本なら田中貴金属工業や三菱マテリアル、海外ではスイスのPAMP社やカナダのロイヤル・カナディアン・ミントなどが有名です。これらの製造業者は「グッド・デリバリー・バー」と呼ばれる国際的な品質基準を満たしており、世界中のどこでも信用されています。

重量の刻印も見逃せません。「10g」「100g」「1kg」といった表示がそれです。ただし、実際の重量は刻印よりもわずかに多いことが一般的です。これは製造時の誤差を考慮したもので、購入者が損をしないようにという配慮が込められています。

シリアル番号は金地金の個体識別番号です。まるでパスポート番号のように、一つ一つの金地金に固有の番号が振られています。この番号により、製造時期や流通経路を追跡することが可能になります。盗難品かどうかを確認する際にも、このシリアル番号が重要な役割を果たします。

刻印を正しく読み取ることができれば、偽物を掴まされるリスクは大きく減ります。とはいえ、最近では刻印自体を偽造する巧妙な偽物も出回っています。信頼できる業者から購入することが、何よりの安全策です。購入時には必ず証明書の発行を求め、刻印と証明書の内容が一致しているか確認しましょう。

こうした刻印の知識は、金地金投資の第一歩です。小さな文字や数字に込められた意味を理解することで、あなたの投資はより確実なものになるはずです。

goldbar編集部
goldbar編集部
金地金ウォッチャー。金投資歴30年を超えるメンバーが集まる編集チームです。金地金投資に関するあらゆる話題について深掘りしていきます。