金地金を購入した後、いつかは売却する日が来ます。その時になって慌てないよう、売却方法を事前に理解しておくことが大切です。適切な方法で売却すれば、スムーズに現金化でき、トラブルも避けられます。
金地金の売却先として最も信頼できるのは、購入した業者です。田中貴金属工業や三菱マテリアル、住友金属鉱山など、大手製造業者の直営店では、自社製品だけでなく他社製品も買い取ってくれます。買取価格も明朗で、手続きもスムーズです。購入時の証明書と身分証明書を持参すれば、その場で現金化できることが多いです。
売却時の価格は、国際金価格に基づいて日々変動する「買取価格」が適用されます。これは販売価格よりも若干低く設定されており、その差額が業者のマージンとなります。複数の業者で見積もりを取り、最も有利な条件を提示する業者を選ぶのも一つの方法です。ただし、信頼性を最優先に考えるべきで、わずかな価格差のために不明な業者を利用することは避けましょう。
売却時に必要な書類は、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)と、購入時の証明書です。証明書には製造業者、重量、純度、シリアル番号などが記載されており、これがあることで本物であることを証明でき、スムーズな買取につながります。もし証明書を紛失した場合でも買取は可能ですが、鑑定に時間がかかったり、買取価格が若干下がったりする可能性があります。
200万円を超える売却の場合、業者は税務署に支払調書を提出する義務があります。これは脱税を防ぐための仕組みで、売却者にとっては後から税務調査が入るリスクを減らすことにつながります。正々堂々と申告し、適切に納税することが重要です。
街中の金買取専門店を利用する場合は、より慎重な判断が必要です。中には相場より大幅に安い価格で買い取ろうとする業者も存在します。必ず複数の業者で見積もりを取り、国際金価格と照らし合わせて妥当性を確認しましょう。即決を迫ってくる業者には特に注意が必要です。