金・プラチナ・銀の比較

2024-01-23
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金・プラチナ・銀の比較

貴金属への投資を考えるとき、多くの人が金だけに注目しがちですが、実はプラチナや銀という選択肢もあります。金、プラチナ、銀はそれぞれ異なる特性を持ち、投資対象としても異なる特徴があります。それぞれの違いを理解することで、より効果的なポートフォリオを組むことができます。

まず金について見てみましょう。金は最も安全資産としての地位が確立しており、工業用需要は比較的少なく、主に投資や宝飾用として使われています。金の大きなメリットは、地政学リスクに強いこと、価値が安定していること、そして流動性が高いことです。世界中どこでも換金でき、価値が認められています。一方で、利息や配当がないこと、そして価格が比較的高いことがデメリットとして挙げられます。現在の相場で言えば、1グラムあたり1万円前後という水準です。

プラチナは金とは性格が大きく異なります。工業用需要が大きいのが特徴で、特に自動車の触媒として大量に使われています。また、供給が限定的であり、主な産出国は南アフリカとロシアに集中しています。プラチナのメリットは希少性が高いことと、経済成長時に価格が上がりやすいことです。自動車産業が好調であれば、プラチナの需要も増加します。しかし、それは同時に弱点でもあり、景気に影響されやすく、金より価格変動が大きいのです。電気自動車の普及など、技術革新によって需要が大きく変動する可能性もあります。

銀はさらに工業用需要の比率が高い貴金属です。太陽光パネルや電子機器などに広く使われており、工業用需要が価格を大きく左右します。銀の最大の特徴は価格が比較的安いことで、1グラムあたり100円程度と、金の100分の1、プラチナの50分の1程度です。このため、少額から投資が可能というメリットがあります。また、工業需要の増加により価格上昇の可能性も秘めています。ただし、価格変動が非常に大きいことと、保管が難しい(空気に触れると変色しやすい)という点には注意が必要です。

価格のボラティリティ(変動性)を比較すると、金が最も安定しており、プラチナが中程度、銀が最も変動が大きいという特徴があります。投資対象として考えると、安定性を重視するなら金が最適です。長期保有を前提とした資産保全が目的なら、迷わず金を選ぶべきでしょう。一方、リスクを取ってリターンを狙う中級者以上であれば、プラチナや銀も検討の価値があります。

ただし、一つに絞る必要はありません。複数の貴金属に分散投資することで、リスクを低減できます。たとえば、金70%、プラチナ20%、銀10%といったポートフォリオを組めば、金の安定性を保ちつつ、プラチナや銀の値上がり益も狙えます。景気が良いときはプラチナや銀が上昇し、不安定なときは金が守ってくれるという、バランスの取れた運用が可能になるのです。

goldbar編集部
goldbar編集部
金地金ウォッチャー。金投資歴30年を超えるメンバーが集まる編集チームです。金地金投資に関するあらゆる話題について深掘りしていきます。